木曜日（10月26日）、BP（BP）の電気自動車充電器部門BP Pulseは1億ドル相当のテスラ超高速充電器を注文し、米国で発売する準備をしている。
この投資は、BP Pulseパブリックネットワークの全米規模での拡張を促進する。テスラにとっては、独立したネットワークに充電システムを初めて導入したことを示している。
また、BP Pulseは2030年までに米国各地の充電所に10億ドルの投資を計画しており、最新の発注が計画の第一歩になると発表した。
これは電気自動車市場のリーダーであるテスラにも新たな収入源を提供している。テスラの充電インフラ担当上級責任者であるRebecca Tinucci氏は声明で、「急速充電ハードウェアの販売は私たちの新たな一歩であり、この分野を拡大したい」と述べた。
BPのさらなる野望
BP社によると、テスラ充電器は早ければ2024年にTravel Centers of AmericaやAmocoを含むBP傘下の各ブランドで発売され、レンタカープラットフォームヘルツ（Hertz）などとの提携を通じて第三者サイトで発売される。
先月、レンタカー大手のヘルツはBP Pulseとの間で、米国に充電杭ネットワークを構築し、全米各地のヘルツサイトに数千本の充電杭を設置する了解覚書を締結したと発表した。
興味深いことに、ヘルツはテスラ車の購入にも署名した。
BP社は、最初の充電杭はヒューストン、フェニックス、ロサンゼルス、シカゴ、ワシントンに設置されると付け加えた。
BP Pulseグローバル最高経営責任者のRichard Bartlett氏は、「米国で高速で開放的な充電インフラを構築する野心の中で、重要な一歩だ」と述べた。
出力250 kWのテスラ超高速充電器はBP Pulseによって設置・運営され、テスラの北米充電規格（NACS）と連合充電システム（CCS）コネクタと互換性があり、他の自動車メーカーの電気自動車を充電するという。
現在、自動車メーカーはテスラのNACS規格を採用し始め、テスラの充電システムを業界標準に近づけ、ライバルCCSを淘汰しつつある。