2月の中国市場の販売台数が下落し、ドイツの工場が停電で生産活動を停止したのに続き、テスラは再び利空に見舞われた。ウェルズ・ファーゴはテスラ株の格付けを「減持」に引き下げた。
現地時間3月13日、テスラは4.54%下落した。3月4日以来の8取引日でテスラは累計16.36%下落し、期間中の時価総額は累計1056.15億ドル蒸発し、約7590億元に達した。
現地時間の3月13日、テスラは低開低走した。Windのデータによると、テスラは終値までに4.54%下落し、最新株価は169.48ドル、最新の時価総額は5397億5800万ドルで、時価総額は一晩で256億7100万ドル蒸発し、約1846億元だった。
情報面では、富国銀行はテスラ株の格付けを「減持」に引き下げ、目標価格を200ドルから120ドルに引き下げた。理由は、同社の値下げ戦略による需要の伸びが徐々に弱まっているからだ。これは現在、テスラに対するウォール街の最低目標価格の一つだ。これは、富国銀行がテスラ株にはまだ約30%の下落余地があると考えていることを意味している。これまで、ウェルズ・ファーゴのColin Langanアナリストはテスラを「成長していない成長型会社」と呼んでいた。市場情報によると、3月以降6つの大手機関がテスラを格付け分析し、うち4社が目標価格を引き下げ、1社が引き上げ、1社は維持した。120機関のテスラに対する平均目標価格は203ドル。
また、UBSはテスラの目標価格を225ドルから165ドルに引き下げ、中性格付けを維持した。
注目すべきは、最近テスラの利空ニュースが頻繁に出ていることだ。現地時間3月4日、テスラは7%以上下落した。アナリストによると、この日テスラの株価が急落したのは、中国市場での2月の販売台数が1年以上ぶりの安値を記録したことと関係があるという。
中国乗連がこれまでに発表した予備データによると、春節休暇や電気自動車市場の価格戦激化の影響で、テスラの中国市場での2月の卸売販売台数は60365台に落ち込んだ。これは2022年12月以来の低水準で、前月比の下落幅は16%近く、前年同期比19%の下落幅となった。
現地時間3月5日、ドイツ・ベルリン南東部にあるテスラのスーパー工場が停電のため生産活動を停止した。操業停止中、1日1000台を超える車がラインオフできず、火災は少なくともテスラに数億ユーロの損失をもたらした。現地放送会社rbbの3月13日付報道によると、同工場は同日、電気自動車の生産を再開した。
テスラは3月4日以来の8取引日で累計16.36%下落し、期間中の時価総額は累計1056.15億ドル蒸発し、約7590億元に達した。
ゴールドマン・サックスのアナリストは、テスラが直面している主な不利益には、自動車価格の下落幅が予想より大きく、電気自動車の競争が激化し、FSDや第3世代プラットフォームなどの製品、機能の遅延などが含まれるとみている。そのため、会社は長期的な成長潜在力を持っているが、短期的には重大なリスクに直面している。