「イチゴベアの後、次は誰になるのでしょうか。私たちの答えは――スティッチです」とウォルト・ディズニー・カンパニー消費財部アジア太平洋地域上級副社長の林家文（Kermid Rahman）氏は言う。
9月10日、ウォルトディズニー大中華区2025消費財部スタートアップ大会が上海で開催された。メディア共有会で、林家文氏はディズニー消費財部の中国での将来のビジネス戦略と発展方向を分かち合った。「私たちの目標はとても簡単です。あなたのおかげで楽しいです」。
ディズニーが続けてきた「星作り」を経て、『トイ・ストーリー』から脱胎したイチゴ熊は、今では「万人ファン」になっている。バッグにぶら下げられたピンクのぬいぐるみで、萌えてかわいいトレンドの置物であり、商品のショーウインドーをさらに引き立たせる「お目立ちバッグ」でもある。
「3年前、同僚たちとイチゴ熊をテーマにした製品や市場活動を発表し、イチゴ熊という“映画作品1本だけの悪役”を個性的な“万人ファン”に仕立て、人々の衣食住のあらゆる面にイチゴ熊の香りを漂わせた」と林家文氏は紹介する。
今年8月に開催された「D 23：ディズニー・グローバル・ファン・コンベンション」では、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの新作「シー・クイン2」「アナと雪の女王3」「クレイジー・アニマル・シティ2」、ピクサー・アニメーション・スタジオの新作「トイ・ストーリー5」（仮訳）「アース特派員」「スーパーマン・総動員3」、ディズニー実写映画「ライオン・キング：木法沙の伝説」「白雪姫」（仮訳）「スター・ベイビー・スティッチ」（仮訳）などの映画・テレビコンテンツの制作が進んでいることが発表された。
そんな中、2025年に『スター・ベイビーズスティッチ』の実写映画が公開される。「スティッチの市場アピール力は侮れない」と林家文氏は消費者調査を引用して、スティッチはGen Zで大人気で、ネットユーザーは「ハッピーエイリアンの子犬」と呼んでいる。スティッチの実写映画が世界で公開されるにつれ、このキャラクターの人気はさらに上昇すると信じている。
昨年から、ウォルトディズニーは国境を越えたビジネス戦略を開始した。林家文氏は会議でこの戦略の成果を分かち合い、これまでに70社近くのアジア太平洋地域のライセンス業者とディズニーが国境を越えた事業を本格的に展開し、多くの中国ブランドが日本、韓国、東南アジアなどの市場に進出することに成功した。