近日、「江蘇省党・政府機関、事業体及び団体組織2024-2025年度新エネルギー自動車枠組み協議購買」が公告公示に入選し、テスラModel Yは江蘇省政府新エネルギー車購買目録に入った。
出所:江蘇政府調達網
同社の販売不振を変えるために、2024年第2四半期以来、テスラは中国市場で頻繁に動作し、一定の効果を上げてきた。2024年第2四半期のテスラは、ウォール街の予想を上回る44万4000台の自動車を世界市場で納入した。7月以来、テスラの株価も年内の低迷を一転し、3営業日で24.51%上昇した。
Model Yが政府調達リストに登録
江蘇省政府が公表したオープンフレームワーク協定の購買募集文書(JSZC-320000-SCZX-K 2024-0107)によると、今回の購買指標には乗用車、オフロード車及びSUV、商用車及びMPV、ピックアップ車、中大型バスなどが含まれ、そのうちSUVは25万元の価格制限があり、純電力の航続要求は400 kmを超えている。
出所:江蘇政府調達網
現在、テスラModel Y後輪駆動版(標準航続版)の公式指導価格は24万9900元、19インチハブの航続距離は554キロ。
入選したサプライヤーのリストを見ると、今回入選したのはテスラModel Yのほか、問界M 7、アヴィタ11、紺SL 03、紺S 7、智己LS 6、智己L 7、長安UNI-K/Z、啓源A 07、啓源Q 05、ボルボXC 40、曹操60など50以上の異なる車種が含まれている。
出所:江蘇政府調達網
中国市場への関心を高める
2024年はテスラにとって明らかに困難な年だ。
2024年第1四半期、テスラの利益販売はいずれも明らかに下落し、ボトルネック期に入った。テスラの2024年第1四半期の生産・販売データによると、今シーズンテスラは世界で計38.68万台の自動車を納入し、2023年同期より3.61万台少なく、2023年第4四半期より20%以上減少した。
このデータについては、多くのアナリストやメディアが「セールスフラッシュクラッシュ」「悪夢」などの言葉を使って記述している。
テスラによると、同社は現在、Model 3/Yプラットフォームの世界的な拡張と次世代自動車プラットフォームが発表された2つの主要な成長の波の間の過渡期にある。
このような状況の中で、中国市場はテスラの「自力救済」の重点発力方向となっている。その後数カ月、テスラは中国市場で頻繁に動き続け、様々な手段で中国の新エネルギー自動車市場の競争に積極的に対応してきた。
4月、テスラのマースクCEOはソーシャルメディアプラットフォームであるユーザーの問い合わせに答え、テスラFSD(全自動運転技術)の中国進出は「すぐに実現するかもしれない」と述べた。
4月28日、マースク氏が訪中した。その後、中国自動車工業協会が発表した「自動車データ処理に関する4つの安全要求検査状況の通報(第1陣)」によると、テスラは国家車両データ安全の権威ある基準と要求を通過した。
テスラ中国公式マイクロブログは7月1日、中国市場に対して期間限定車購入優遇政策を打ち出し、7月31日(含む)までにModel 3/Yに対して「5年0金利」優遇キャンペーンや低金利車購入など多くの優遇政策を打ち出したと発表した。
各種市場配置と販売促進戦略の加持の下で、テスラの業績回復効果は明らかである。テスラは7月3日の米株式市場を前に、2024年第2四半期の自動車生産量と納入量の報告書を発表した。データによると、テスラは第2四半期に443956台の自動車を納入し、ウォール街が予想していた43.9万台を上回った。
また、乗連が発表した5月の単車販売台数によると、5月のテスラの中国販売台数は前年同月比30%増の5万5000台を超え、前月比77%増となった。
今年5月、Model Yヨーロッパの販売台数が大きく落ち込んだ中、テスラ上海スーパーファクトリーはModel Y計45359台、Model 3計27214台を納入した。このうちModel Yは国内で4万台を販売し、前年同期比28.7%増、前月比52%増、新型モデル3の国内販売台数は前年同期比32.9%増の1万5000台だった。