アマゾンネットワークサービス（AWS）は水曜日（5月15日）、2040年までにドイツで78億ユーロ（84億ドル）を投資し、欧州地域にサービスを提供するクラウドコンピューティングインフラを構築する計画だと発表した。
AWSは昨年10月、政府や規制の厳しい業界の顧客のデータプライバシーを保護するために、欧州で政府や規制業界の顧客向けのクラウドサービスを開始すると発表した。
アマゾンは当時、AWSがまずドイツで発売され、それからすべてのヨーロッパの顧客にサービスを提供することに言及していた。
AWSが水曜日に発表した声明は、2025年末までにドイツのブランデンブルク州にいくつかのデータセンターを導入し、すべての顧客が利用できるようにする予定の、これまでの計画が一応まとまったことを意味している。
また、この新しい投資は、ドイツの現地企業に年間平均2800のフルタイムの雇用を提供する。
現在、自社のクラウドインフラストラクチャを構築するのではなく、大手テクノロジー企業のデータセンターをパブリッククラウドとして利用する企業や政府のお客様が増えています。
AWSは先週、今月後半からスペインテレコム（Telefonica）のドイツ企業が100万5 G顧客をクラウドプラットフォームに移行するのを支援すると発表した。
これはアマゾンの電気通信市場への重要な進出を示している。Telefonicaドイツ社のMallik Rao最高技術情報責任者は、この移行には少なくとも1～2四半期かかり、2025年から2026年までに、同社の顧客グループの少なくとも30～40%を移行できると予想していると述べた。
アマゾンは今年に入ってから、クラウドコンピューティング施設の世界各地への展開を拡大してきた。アマゾンは今年1月、クラウドコンピューティングインフラストラクチャを拡張するために2027年までに152億ドルを日本に投資する計画を発表した。アマゾンは今月初め、シンガポールでのクラウドインフラストラクチャを今後4年間で拡大するために88.8億ドルを拠出すると発表した。