5月20日、華住グループは2024年第1四半期業績電話会を開催した。同社によると、ホテルの拡張により、2024年第2四半期の収入は前年同期比7%から10%増加する見通しだという。
これに先立ち、華住グループは2024年第1四半期の財務報告を発表し、報告期間内に売上高53億元を実現し、前年同期比17.8%増加し、これまで発表されたガイドラインの上限を上回った。しかし、純利益は6.59億元で、前年同期の9.90億元から約3割下落した。同社によると、純利益の縮小は事業の回復と出店拡大の加速に大きく関係しているという。
5月18日に発表された第1四半期の財務報告によると、華住グループは今年3カ月前に中国で新規開業したホテルの数は569軒、開業待ちのホテルの数は3138軒だった。一方、華住はこれまで、2024年通年で約1800軒のホテルを新たに開設する予定で、四半期ごとに平均450軒になると明らかにしていた。これに対して、今年第1四半期中に華住は開店目標を超過達成した。
華住グループの金輝最高経営責任者は、今年第1四半期の華住中国総開業数と開業待ちホテルは過去最高を記録したと明らかにした。
現在、華住グループのホテル規模の拡大は主に軽資産モデルに依存している。第1四半期に新規開業したホテル569軒のうち、567軒が管理加盟およびフランチャイズホテルで、残りの2軒は賃貸および自己所有ホテルだった。新たにホテルをオープンすると同時に、今四半期中に中国に滞在して148軒のホテルを閉鎖し、その中には11軒の賃貸及び所有ホテルが含まれている。
急速な出店と同時に、華住グループのホテル経営コスト、販売・マーケティング費用、一般・行政支出は前年同期に比べて明らかに増加した。これについて、華住グループは財報の中で、ホテルの経営コストが前年同期比で増加したのは、主に華住グループのホテルネットワークの拡大と賃貸ホテルの家賃減免が少なくなったことによるものだと説明した。一般費と行政費は前年同期比で増加し、主に本社従業員の人数と賃金の増加が昨年の低基数から正常なレベルに戻った。売上高とマーケティング費用の支出が多くなったのも、事業が持続的に増加し、前年同期の低基数から正常な水準に戻ったためだ。
注目すべきは、2023年に民衆の旅行需要が井噴性放出された後、2024年に旅行理性成分が増加し、ホテル業の客室総供給が増加していることに加え、ホテル価格も理性に回帰していることだ。華住グループの財報によると、2024年第1四半期の同店の平均賃貸可能客室収入は218元で、2023年第1四半期の216元とほぼ横ばいだった。
また、華住中国の今年第1四半期の純利益は8億3300万元で、華住国際の純損失額は1億7400万元で、華住グループの業績をある程度牽引している。金輝氏によると、海外事業では、華住は引き続きコスト削減と効率向上に専念し、より良い収益力を実現するという。同時に海外事業もより軽い資産モデルに転換し、欧州以外の新たな地域で成長機会を求める。
第1四半期業績電話会議で、華住グループの経営陣は、2023年のレジャー旅行市場の集中放出を経て、今年のメーデーと観光シーズンはいくつかの挑戦に直面したが、会社の経営陣は依然として中国観光市場、レジャー市場の持続可能性を信じており、ホテルの拡張を通じて、華住ホテルは2024年第2四半期の収入を予想して、7%から10%の前年同期比成長を実現することができると述べた。