月曜日（3月25日）のプレスリリースによると、日本の電力最大手JERAは米エネルギー大手エクソンモービルと「同盟」を結び、米国で低炭素水素とアンモニアの生産プロジェクトを開発することを共同で模索すると発表した。
世界的に深刻化する気候変動問題や、日本政府の低炭素エネルギーへの需要に応える狙いがある。同プロジェクトは、温室効果ガスの排出を減らすために、水素とアンモニアのクリーンエネルギーとしての潜在力に注目するという。
JERAのスティーブン・ウィン上級管理執行官は、「ヘッド社間の協力はアンモニア、水素、その他の製品のサプライチェーンを構築する上で重要であり、これらの製品はゼロエミッション火力発電の鍵である」と述べた。
エクソンモービル低炭素ソリューションのDan Ammann総裁は、「新市場のために世界規模のプロジェクトを建設するには、供給、需要、関連する監督管理を同時に行う必要がある」と指摘した。
将来のエネルギー
アンモニアは有効な未来エネルギーとされている。燃焼時に二酸化炭素は排出されませんが、その生産過程に化石燃料が関与していることは、その生産中に二酸化炭素が排出されることを意味しています。そのため、どのように低炭素でアンモニアを製造するかが今回の協力の重点となっている。
この協力プロジェクトは、エクソンモービルがテキサス州ヒューストンの東にあるベイタウン総合工場で行われ、エクソンモービルは世界最大の低炭素水素生産工場となり、年間生産能力は約90万トンの水素と100万トン以上のアンモニアを生産する計画だ。同プロジェクトは2028年に操業を開始する予定だという。
同社は声明の中で、JERAは契約に基づいて、またはプロジェクトに投資し、毎年約50万トンの低炭素アンモニアをプロジェクトから購入し、日本のニーズに応えると述べている。
世界第5位の二酸化炭素排出国として、日本は石炭火力発電所や他の工場の二酸化炭素排出削減を支援するためにアンモニアを代替燃料として普及してきた。
日本は2030年までにアンモニアの燃料としての需要を300万トンに増やすことを目標にしており、2050年までに炭素中和を目指す。
今週、JERAは日本中部にあるHekinan火力発電所で試験を開始し、アンモニアガスの20%を石炭と共焼する。同社によると、大型商業発電所で大量のアンモニアガスを使用する世界初の試験となる。
しかし、環境保護関係者は、石炭火力発電の寿命を延ばす方法であり、石炭火力発電は汚染の最も深刻な発電形式であると批判している。