バルト海通信（BNS）は10月18日、中国の電子商取引大手京東がオランダで登録している小売プラットフォームOchamaがリトアニアに進出すると報じた。
小売業者は、宅配サービス事業を欧州19カ国（オーストリア、ブルガリア、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、リトアニア）に拡大すると発表した。
現地のニュースサイトVerslo Ziniosによると、小売業者は1年半前から欧州市場に進出し、オランダ、ドイツ、ベルギーで事業を展開してきた。これらの国ではすでに完全な集荷拠点ネットワークを持ち、今月から翌日配達の配達サービスを開始した。
リトアニアの電子商取引専門家ビタウス・ヴォロボフス（Vytautas Vorobjovas）氏によると、成長を追求するために、中国の各電子商取引小売業者間の競争は日増しに激しくなり、欧州など海外市場の開拓を強化しているという。
しかし、中国のプラットフォームがリトアニア市場に参入することは、PiguやSenkukiなどの現地電子商取引に衝撃を与えることはないと述べた。