CCTVニュースの5月16日付報道によると、現地時間5月15日午後、米アリゾナ州ノースフェニックスにある台積電の工場で爆発が発生し、少なくとも1人が重傷を負った。
AP通信の最新情報によると、台積電はアリゾナ州の工場で事故が発生し、施設に被害がなく、台積電の従業員や現場労働者からけがの報告がないことを確認したと発表した。
台海微信によると、実際には、昨年4月、台積電鳳凰城工場で火災事故が発生したことがあり、当時、台積電はチップ工場の外部ゴミパイプに炎が出たと緊急声明を出して明らかにした。
台積電は鳳凰城で3期工事を行うという。
第1期は2025年上半期に量産を開始し、直接4ナノメートルプロセスを導入する予定で、第2期は2027と2028年に量産を開始する予定で、3ナノメートルと2ナノメートルの技術を採用し、2期の工事の総投資額は約400億ドルで、完成後は合計で年間60万枚以上のチップを生産する。
米商務省は先ごろ、アリゾナ州フェニックスに先進的な半導体工場を建設するために、台湾電力に最大66億ドルの資金補助金と50億ドルの低利政府融資を提供する計画を発表した。一方、台積電は米投資を先に発表した400億ドルから650億ドルに拡大し、アリゾナ州に3基目のチップ工場を建設することで合意し、注目を集めている。
3期は2030年までに生産を開始する予定で、2ナノメートル以上の先進的なプロセス技術を採用する予定だ。
台積電は主に積体回路及びその他の半導体装置の製造、販売、パッケージテスト及びコンピュータ補助設計及びフォトマスク製造などの代行業務に従事している。
台積電は5月14日、今年第4四半期に欧州工場の建設を開始する計画を明らかにした。台積電気ヨーロッパ事業責任者のPaul de Bot氏によると、同工場の作業は計画通りに進んでいるという。台積電は昨年8月、ドイツに欧州初の工場を建設すると発表した。同工場は2027年末に操業を開始する予定だ。
また、熊本県の木村敬新知事は現地時間5月11日に取材に応じ、台積電が同県に日本で3番目のチップ工場を建設するための全面的な支援を確保する用意があると述べた。木村敬氏は、今夏に台積電本社を訪問して新工場建設を検討することを提案したと明らかにした。台積電の日本初の工場は2月に開業し、今年後半に量産を開始する予定で、第2工場は年末までに建設する予定だ。この2つの工場はいずれも日本政府の補助を受けている。
財報のデータによると、2024年3月31日現在、台積電の第1四半期の連結収入は約1324億5500万元で、前年同期比16.5%増、前月比5.3%減、純利益は503億9700万元で、前年同期比8.9%増、前月比5.5%減だった。第1四半期の営業利益は556億5600万元で、前年同期比7.7%増の538億3400万元、第1四半期の粗利益率は53.1%、予想は53%だった。
現地時間5月15日の終値までに、台積電（TSM）は155.58ドル、上昇幅は2.39%、時価総額は8069億ドルだった。
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